現在、お口の中に銀歯はありますか? ある場合、健康保険の範囲内で選択されたものだと思われますが、この銀歯には色々な問題点があります。
仮歯の期間に虫歯になりやすい
銀歯を入れる場合、最終的な詰め物・被せ物ができあがるまで1週間ほど仮歯になるので、せっかく虫歯部分を除去してもまた感染しやすい歯質になってしまうことがあります。セラミックを用いた場合、最短わずか1時間でセットできるので新たな虫歯を発症しにくくなります。
また、セラミックを用いた治療では粘土で型を採らなくてもよいため、嘔吐反射がある患者様や誤飲の可能性がある患者様にも適した方法だといえます。
金属アレルギーを引き起こす原因になる
唾液によって金属が腐食し溶け出すと、身体によくない金属イオンが溶け出し、アレルギーが誘発されるおそれがあります。一方、セラミックはアレルギーを誘発しません。
※医療先進国のドイツでは、保険省が歯科業界に対して「幼児及び妊婦に銅を含有するパラジウム合金・水銀・銀アマルガム合金を使用しない」という勧告を行いました。
二次的な虫歯になりやすい
銀歯は天然歯よりも硬い素材です。硬い金属を装着した歯で毎日噛み続けたり夜に歯ぎしりをしたりすると、銀歯を被せてある天然歯やその歯と噛み合っている歯に亀裂やヒビが入ってしまいます。また、銀歯は熱により膨張・収縮するため、その度に歯と銀歯の間に隙間ができてしまうことがあります。こうしてできてしまった隙間から虫歯菌が入り込み、二次的な虫歯が銀歯の下で進行してしまうケースが多いのです。そのため、痛みを感じたり、虫歯が進行して歯の神経を取ることになったり、最悪の場合は抜歯になったりしてしまいます(X線検査では銀歯の下の虫歯は確認ができません)。これに対し、セラミックは歯と同じぐらいの硬さ、性質なので二次的な虫歯になりにくいのです。
保険を適用させた虫歯治療では、詰め物・被せ物の素材には金属が用いられ、いわゆる「銀歯」がお口の中に装着されます。通常、金属と歯の間にセメントを埋めて銀歯を固定する(合着)のですが、このセメントは時間の経過とともに劣化して溶けてしまいます。すると、金属と歯の間に隙間が生じ、そこから新たな虫歯になってしまうことがあります。金属の「合着」には限界があり、虫歯の再発を招いてしまうことがあるのです。
そこでおすすめの素材が、セラミック。セラミックでできた被せ物・詰め物であれば、レジンセメントという素材で歯と一体化(接着)させるため、隙間から細菌が侵入することがありません。虫歯の再発をできるだけ避けることができるのです。
北名古屋市の「せきや歯科クリニック」では、長期的な視野に立って患者様の歯の健康を考え、セラミックによる被せ物・詰め物を基本とした治療を行っています。歯は、一生使い続けていく大切な体の一部です。長い目で見て治療法を選択していただきたいと思います。
【詰め物・被せ物治療はできるだけ短期間で】
歯科治療には時間がかかるもの、とお考えではありませんか? 被せ物や詰め物の装着は、素材によっては短時間で完了させることができます。
一般的には、歯を削ってから1週間ほどは仮の詰め物・被せ物を入れ、最終的な詰め物・被せ物の製作が終わるのを待つ、というのが従来のやり方です。しかし、その場合、放置しておくことで歯が動いたり虫歯を再発してしまう可能性があるのです。
なにより、もう一度歯医者を訪れるというのも、患者様にとって負担でしょう。削ったその日に、詰め物・被せ物は入れてしまう、これがもっともよい方法なのです。
クラス | 見た目 | 安全性 | メリット | デメリット |
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SS:すべて2層構造 |
95%再現 | ★★★★★ |
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S:見える所のみ2層構造 |
85%再現 | ★★★★★ |
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セレック |
75%再現 | ★★★★★ |
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金銀パラジウム合金 (銀歯) |
0%再現 | ★ |
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前装鋳造冠 (金銀パラジウム合金にプラスチックが見える所のみ貼ってあります) |
70%再現 | ★ |
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クラス | 見た目 | 安全性 | メリット | デメリット |
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セレック (セラミック) |
75%再現 | ★★★★★ |
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金銀パラジウム合金 (銀歯) |
0%再現 | ★ |
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CR (プラスチック・レジン) |
60%再現 | ★★★ |
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